ペインクリニックが治療を行っている主な疾患

群発頭痛

群発頭痛とは

発症のメカニズムについてはまだまだ明らかにされていない点が多いが、頭部の血管の拡張が関わっているのではないかと考えられている。 飛行機の着陸時に耳を何某かのもので塞いでいたら、この痛みが出たというケースもある。 群発頭痛の最大の特徴は1年から3~4年に一度、1か月から3か月に渡る「群発期」に毎日のように決まった時間に発症する場合が多い。 群発地震のようにある時期に固まって起きることから、群発頭痛と言われている。 日本では、偏頭痛や三叉神経痛と間違われる場合が多く、この病名を知らない人も多いと考えられる。 人により発作が来る時間は様々だが、睡眠中に発作が来ると激痛で目が覚める。これにより睡眠に恐怖を感じるケースも多い。 痛みは数ある頭痛の中でも群を抜き、「スプーンで目玉をエグられる程」と例えられる事もある。 お産などよりも痛いとされ、心筋梗塞、尿路結石、と並び生きているうちに味わえる三大痛の一つとされ、別名「自殺頭痛」とまで呼ばれている。 目の後ろを通っている血管が拡張して炎症を引き起こすため、目の奥の痛みを自覚するようである。また、この血管を取り巻いて、涙腺のはたらきや瞳孔の大きさをコントロールしている自律神経が刺激されて、涙・鼻水が出る、瞳孔が小さくなるといった症状を伴うともいわれる。吐き気を伴う場合もある。

主な症状

主な治療方法

治療薬は、トリプタン系の「イミグラン」などが使われるが、作用には個人差も大きいため、必ず医師の診察をうけること。酒石酸エルゴタミンを使用した「カフェルゴット平成20年3月末日で販売中止」「クリアミン(S錠・A錠)」などが使われることもある。また、酒石酸エルゴタミン系とトリプタン系の薬は併用禁止で、薬は、必ず24時間あけなければならないため服用には充分注意すること。 トリプタン系(イミグランなど)の薬は、40歳以上の男性、閉経後の女性、心疾患の危険因子を有する患者には慎重に投与する必要があるとされる。 現在の治療法は、イミグラン(3mg)の注射と純酸素(7リットル/分)が効果的である。 群発頭痛の海外での一般的な治療法は、イミグランの自己注射だったのだが、最近まで日本では頭痛に対しての自己注射療法が認められていなかったために 即効性のある効果的な治療が困難であった、しかし2008年4月より保険適用にてイミグランを自己注射して群発頭痛を治療することが可能となっている。

出典元

頭痛 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%AD%E7%97%9B

主な疾患例一覧

※すべてのペインクリニックで上記の疾患を扱っているわけではありません。 『全国ペインクリニック検索』で検索しホームページなどをご覧になった上で、 必ず事前に相談するか、または診療を受けてご判断ください。