三叉神経痛について
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
三叉神経痛とは
三叉神経痛(さんさしんけいつう)とは、顔面の知覚神経である三叉神経に起こる神経痛である。顔面神経痛(がんめんしんけいつう)とも称することもあるが、正式な呼称ではない。「顔面神経」とは顔面における運動神経のことである。また、顔面神経麻痺と言い、顔面の神経が麻痺することによって、片方の顔面の筋肉が動かなくなって顔が歪んでしまう症状とも混同してしまいがちだが、いずれも三叉神経痛とは異なる。
一般的な症状
男性よりも女性に多く、突然顔面に鋭い痛みが走るのが特徴で、通常は顔面の片側に起こり、痛む時間は比較的短時間(数秒~数分)である。
原因
血管が動脈硬化などによって膨張し、三叉神経を圧迫することで痛みを引き起こすと考えられている。
治療法
三叉神経痛の治療法としては、主に薬物療法・神経ブロック・手術療法などがあり、これらの治療法のいずれかまたはこれらを組み合わせた方法がある。