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レイノー症候群について

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

レイノー症候群とは

原因となる病気があって、「レイノー現象」を起こす場合を「レイノー症候群」といい、原因となる病気が明らかでない場合を「レイノー病」といいます。

レイノー現象の原因となる基礎疾患が認められるもので、二次性にこの現象が現れ、極めて多様な疾患が含まれます。予後は基礎疾患によって異なります。基礎疾患としては、以下のようなものがあります。

全身性結合組織疾患
強皮症
混合性結合組織病
全身性エリテマトーデス
多発性筋炎/皮膚筋炎
シェーグレン症候群
職業関連病態
振動工具を扱う職業(白蝋病など)
塩化ビニールを扱う職業
閉塞性動脈疾患
動脈硬化症
バージャー病
動脈血栓・塞栓症
血液疾患
マクログロブリン血症
クリオグロブリン血症
多血症
寒冷凝集素血症
神経・血管の圧迫
胸郭出口症候群
手根管症候群
その他
甲状腺機能低下症
褐色細胞腫
カルチノイド症候群
片頭痛、異型狭心症等

レイノー現象とは

冷水を使用した時や、寒冷にさらされると、手や指、足や足の指が発作性に真っ白になります。
そして、典型的な場合には、次いで青又は青紫色になり、更に赤くなる様な色調の変化を生じます。
それに伴って、つめたく感じ、しびれ感や痛み、チクチク感などを自覚する現象をいいます。
真っ白になるのは、動脈のけいれんによって、血液の流れが減少した状態であります。
青又は青紫になるのは毛細管、小静脈の拡張によっておこるうっ血状態、発赤は反応性の充血状態を示します。
動脈の攣縮が長時間続いていますと、指趾端は壊死に陥り黒色に変変化することがあります。
色調変化とともに、冷感、蟻走感、疼痛などを生じます。

一般的な症状

この病気の典型的な症状は、左右対称に現れる。皮膚症状は、末梢循環障害が現れてから回復までに三段階の変化があり、

1. 手指の色が蒼白になる。
2. 紫色に変色する。
3. 通常10~30分後に赤色になり、正常な状態へと回復する。

時には、腕から手の指先までもしくは脚から足の指先まで皮膚に浮かぶ血管が網目状になる、蒼白色になるだけや、知覚鈍麻や疼痛などの症状を示す場合もある。

原因

寒冷の刺激や精神的なストレスで四肢抹消部の小動脈に発作的に起こるけいれんが原因だが、その「けいれん発作」がなぜ生じるかについての理由は不明である。「交感神経や副交感神経中枢の異常によるもの」と推定されている。

治療法

三叉神経痛の治療法としては、主に薬物療法・神経ブロック・手術療法などがあり、これらの治療法のいずれかまたはこれらを組み合わせた方法がある。

関連用語

バージャー病 片頭痛 疼痛 三叉神経痛 手術

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