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診療について

ペインクリニックとは

ペインクリニックは、日本では1962年に始めて紹介された、比較的新しい診療科です。 『様々な痛みの診断と治療を専門とする科』をさします。 従来より麻酔科の医師が主体となり行っており、主に神経ブロック療法を用いて、身体におこる痛みの他様々な不定愁訴を治します。

なぜ必要なの

ペインクリニックで行う神経ブロック療法は、従来の薬物療法や手術療法の及ばない病気に対して効果を発揮し、とくに老人などに多い慢性疾患や、西洋医学的治療では難治とされた不定愁訴にも適応性が高いなどの例が数多くあるからです。 ペインクリニックは21世紀には第3の治療法として確率されると思われます。

どんな病気を扱うの?

ペインクリニックでは、主に神経ブロック療法を行いますが、その他、施設により東洋医学的治療や理学療法など、様々な方法を組み合わせて行いいます。 それは痛みを含めたいろいろな訴えが複雑な要因をかかえており、単一の方法ではなかなか治癒しないからです。下記のように痛みを起こす病気だけでなく、麻痺や痙攣、その他、血行障害に基づく病気、アレルギー疾患、ストレス由来の病気、自律神経失調症など、現代人の持つ多くの病気が対象です。ボツリヌス注射による痙攣の治療もおこなっています。

神経ブロックとは何ですか?

ブロック(Block)とは「遮断」という意味です。 神経ブロックとは、薬物、主に局所麻酔薬を用いて様々な部位で神経の機能を停止させる事をいいます。 使用する麻酔の濃度を濃くすれば、知覚神経がブロックされて痛みがとれますし、より薄い薬を用いれば、自律神経が麻痺して自律神経の行っている血行調節や筋肉の緊張、腸の動きなどを変化させるのです。

痛みをとるのがなぜ治療になるの?

麻酔薬を使って痛みの部位を支配する神経を麻痺させれば、痛みがとれるのは当然です。むしろ痛みは人間の体におこった病気の危険信号ともいえるわけですから、これをとり去ることはかえって病気の本体をかくしてしまうことになるのでは、という疑問がわくと思います。 しかし痛みは下図のように「悪循環」とよばれる血行障害によって引き起こされる痛みが本来の痛みに加わっておこることが多く、ここに神経ブロックをおこなうことにより、悪循環をとり去り、生体ののもつ本来の自然治癒力を引き出し、促進すると考えれるのです。

どんな治療方法があるの?

ペインクリニックで行っている神経ブロック療法は、第3の治療法といわれていますが、その他にも下図のように痛みをとるための方法はたくさんあり、これらをうまく選択し、組み合わせていくことが早い治療につながります。ペインクリニックを扱う専門家の意見をよくきいて、どのようなアプローチがよいか判断していただきたいと思います。 痛みには恐ろしい病気がかくれていることもありますので、素人判断で治療法を選択するのはかえって危険です。また痛みを長くかかえていると精神的にも落ち込んだり、不安が強まります。心療内科的なフォローが必要なこともあります。